現在、世間ではコロナウイルスの感染拡大が懸念されており、感染から身を守るために各地でマスクを買い求める人が多い為、マスクが品薄状態となっています。
私が住んでいる所も例外ではなく、どこのお店に行ってもマスクが売り切れ続出で、残っているのはうるおい系マスクが少し売れ残っている感じです。
このうるおい系マスクですが、発熱する仕様ですので熱に弱いらしい?コロナウイルスも意外と効果があるのでは?と思いますが、欲しいのはやっぱり普通のマスクが良い!!
しかし、普通のマスクが売っていない・・・。
それなら自分で作ってしまえ!という事で、自分でマスクを作ってみる事にしました。
しかし、せっかく作るなら素材に拘った高性能な物を作りたい・・・(´・ω・`)
今回、マスクが手に入らず困っている方が多いと思いますので、無添加な拘り素材でのマスク自作方法や、無料の立体型マスク型紙の配布を含めてご紹介したいと思います。
完成済みの自作マスクの紹介
まず最初に、今回紹介する素材を使った自作マスクの完成済み写真です。
少々、手抜き感が漂う見た目ですが・・・性能には自信あり!?(;´∀`)
マスクを付ける意味と目的について
マスクを付ける意味ですが、マスク付けただけでは外部から飛んでくるウイルスや細菌を完全に遮断することは出来ません。
しかし、マスクを付けることにより菌やウイルスを体内に吸い込む量を減らす事ができ、吸い込んだとしても体内に存在する善玉菌や免疫力で対抗できる程度には減らせる可能性を高める事が出来ます。
このマスクを付ける目的は2点あり、1つは「周囲に自身が患っている感染症を広げるのを防ぐ」こと、2つは「外部の菌やウイルス、科学物質を呼吸器から吸い込むのを防ぐ」ことです。
よく「マスクを付けても意味が無い」と言われていますが、これはマスクの種類や正しい付け方、扱い方を行っていない場合であり、マスクを付ける事に意味があります。
また、マスクは目的にあった物を正しく装着さえすれば、十分予防する効果を期待できる事になります。
- マスクの効果
マスクが最も効果を発揮するのは咳やくしゃみのある人がマスクをつけた場合です。風邪やインフルエンザ患者は1回の咳で約10万個、1回のくしゃみで約200万個のウイルスを放出すると言われています。そこで、患者がマスクをつけることでこれらを含んだしぶきによる周囲の汚染を減少させることができるのです。
風邪やインフルエンザに罹らないためにマスクをつけてもその効果は限定的とされています。なぜなら、顔とマスクとの間に隙間がありウイルスを含んだ飛沫の吸入を100%防ぐことはできません。また、ウイルス自体の粒子径は0.1~0.2μmですが、咳やくしゃみではウイルスに水分やほこりが付着し粒子径は5μm以上とやや大きくなるためすぐに短い距離に落下し、空間をただようことはないからです。
更に、環境や衣類に付着したウイルスが手によって呼吸器に運ばれ感染する場合もありマスクだけで風邪やインフルエンザのウイルスを確実に遮断することはできません。ただし、風邪やインフルエンザ患者の近くで看病するなど咳やくしゃみのしぶきを直接あびる可能性がある場合には予防効果があると考えられます。
※上記リンク先に正しいマスクの付け方が記載されています。
素材の選定
マスクを付ける意味と目的を理解した所で、今回自作する上で必要な性能を満たしたものを選ぶ為に以下の点を考慮してみました。
- 粒子捕集性
マスクで一番重要なのは粒子捕集性です。
布やキッチンペーパーでマスクを自作する方法もありますが、粒子捕集性を考えるとどうなのかな?と思います。
何故なら、細菌の大きさで緑膿菌なら直径1μm程度、ウイルスに至ってはインフルエンザウイルスだと直径0.1μm程度です。
布やキッチンペーパーを広げて蛍光灯に当ててみると分かりますが、結構光が漏れているので粒子捕集性に難がありそうなだと思います。
簡易的なマスクとしては良いかもしれませんが、やはり市販マスクと比べて不安が残ります。
また、マスクは静電気を利用して吸着させる仕組みにもなっていますので、ある程度静電気を帯電する素材である必要があります。
ウイルスとは 細菌の50分の1程度の大きさで、とても小さく、自分で細胞を持ちません。ウイルスには細胞がないので、他の細胞に入り込んで生きていきます。ヒトの体にウイルスが侵入すると、ヒトの細胞の中に入って自分のコピーを作らせ、細胞が破裂してたくさんのウイルスが飛び出し、ほかの細胞に入りこみます。このようにして、ウイルスは増殖していきます。
- 通気性
薄い生地なら厚いやつを使えば良いじゃないか!と言う意見も出るかと思いますが、厚い生地を使った場合は通気性が落ちてしまいます。
マスクは呼吸時にフィルターとして機能しますので、ある程度の通気性があることでフィルター性能を発揮することが出来ます。
もし通気性が無かった場合、マスクの隙間から外の空気を直接吸うのと変わらなくなってしまうので意味がありません。
また、通気性があることで適度な湿気を維持することも出来ます。
湿気が籠もり過ぎると雑菌がわく可能性がありますので、フィルター性能と適度な湿気を維持する為の通気性が必要となります。
- 肌触り
口元を覆うならゴワゴワしたものよりも肌触りが良い物を使いたいですね。
顔に使うデリケートなものですので、この点は拘りたいです。
しかし、素材にガーゼを挟む事でこの点はクリアできそうな気もしますが。
- 衛生的
口元を覆い、また呼吸のフィルターとして使うなら、ある程度衛生面が気になります。
製造工程が不明な不衛生な物をマスクとして使用した場合、そちらの方が体に悪いと思いますので、なるべく清潔で出処が分かるものを選びたいです。
- 安価
せっかく自作するなら素材がある程度安価であり、大量に作りたいと思いますので安価で沢山入っている物が良いですね。
選定した素材
今回の選定材料を思いついたキッカケは部屋掃除でした。
選定のキッカケ
部屋が清潔であれば、もしコロナウイルスに感染したとしても清潔な環境を維持することで埃やハウスダスト等からの呼吸器負担が減るので、症状が悪化しにくいのでは?と考えました。
それで部屋掃除をしながらマスクに使える素材を思案していた時、ふと手元で握っているクイックルワイパー 立体吸着ドライシートに目が行きました。
部屋掃除のドライシートって埃等を吸着・巻き込んで綺麗にするよね・・・マスクと似たようなものだよな~と思い、パッケージの裏面を見てみると・・・
品名 | 住宅用掃除シート |
用途 | 床(フローリング、ビニール)・壁・天井・畳・階段家具 戸棚・電気製品・FAX等にも使えます。 |
使えないもの | 液晶画面・プラズマディスプレイの画面 |
シート材質 | ポリエステル、ポリプロピレン |
成分 | 流動パラフィン |
シートの大きさ | 約205mm×約285mm |
原産地 | 日本製 |
ふむふむ、あ~薬剤の「流動パラフィン」が使われているのか・・・こりゃはダメかな?と思いました。
成分について調べてみると
使用するのは無理かな?と思いましたが、一応この「流動パラフィン」がどんなものかを調べてみると・・・
流動パラフィンについて
流動パラフィンとは
流動パラフィンは石油原油から蒸留や精製などの工程を経て得られる炭化水素類の混合物であり、無色透明の液体です。
原料となる石油の潤滑油留分に含まれている芳香族炭化水素や硫黄化合物などの不純物を除去し、高度に精製しているため、流動パラフィンは純粋な炭化水素といえます。
流動パラフィンは、リキッドパラフィン、ミネラルオイル、ホワイトミネラルオイル、などとも呼ばれています。
流動パラフィンの特徴
- 石油製品、多くの精油、ほとんどの動植物性油脂、ワックスと混合できる
- 無色、無味、無臭
- 病原菌及びカビに侵されない
- 乳化されやすい
- すぐれた皮膚保護性がある
- 潤滑作用、浸透性、軟化性、可塑性がある
- 起泡性の防止
- 高い絶縁耐力、高い誘電率
- 腸管から吸収されない
流動パラフィンの主要用途
医薬品、化粧品、食品工業、化学工業、繊維工業、etc...
*詳細はリンク先参照
あれっ?
流動パラフィンって医薬品や化粧品に普通に使われてて結構安全な薬剤成分かも?
いやしかし、これはあくまでも皮膚に使う場合は安全性があると言うだけで、マスクとして呼吸器保護に使えるかどうかは別問題と言うことで、今回は無しとしました。
そもそも流動パラフィンの成分自体が石油から精製したものですし、安全性を考慮してもしも!?を考えると選択肢から外しました。
やはり薬剤等が一切使われていない物の方が安心ですしね。
まぁ緊急時には洗って薬剤を落とせば使えるかも・・・?けど、静電気が取れてしまうので意味が無いかも。
だが、コロナウイルスは脂質二重膜のエンベロープなので、流動パラフィンの油分が吸着してくれそうにも思える・・・。
イメージするなら車用の湿式エアフィルターな感じで・・・。
いや冒険は止めとこう(´・ω・`)
選定素材①
で、他に使える素材はないかな~?と思い、並んだ商品を確認していると・・・見つけましたっ!!!
コレっ!
3M社製 住宅用掃除シート 「無添加 フロア用ドライシート(18枚入)」
商品名が求めていた素材条件そのものですw
3M|スコッチ・ブライト から「やさしさ」と「汚れ落ち」兼ね備えたフロア用シートを発売|ニュースリリース|会社概要
新製品情報
「やさしさ」と「汚れ落ち」兼ね備えた無添加※1フロア用シート
「スコッチ・ブライト? フロア用ウェットシート」
「スコッチ・ブライト フロア用ドライシート」
発表日:2014年8月22日
住友スリーエム株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:三村 浩一)は、毎日の暮らしの"トータルクリーニング"をサポートするスコッチ・ブライト ブランドから、「スコッチ・ブライト? フロア用ウェットシート」と「スコッチ・ブライト フロア用ドライシート」を2014年8月25日から発売します。
裏側を見てみると流動パラフィンが不使用と記載されているのが分かります。
しかも、シート自体が厚手ふわふわなので強度も期待できますし、何より体に優しそうな感じです。
汚れ落としとして効果があるのが「ホコリ、髪の毛、砂埃、粒ゴミ、塵、手垢」と記載されていますので粒子捕集性にも期待できそう!?
この無添加ドライシートの商品仕様を見てみると・・・
販売元 | スリーエム ジャパン株式会社 ホームケア事業部 |
品名 | 住宅用掃除シート |
品番 | FW-DSM18 |
材質 | ポリエステル、ポリプロピレン |
サイズ | 約210mm x 約300mm(1枚あたり) |
枚数 | 18枚入 |
製造国 | MADE IN JAPAN |
製造が日本製なので衛生面も大丈夫そうですね。
と言うか、販売元が3Mと言うと、N95微粒子用マスク等を製造・販売している超有名メーカーですね!
これはフィルター性能が期待できそうな予感(*´ω`*)
また、大きさは丁度A4サイズなので、コピー用紙で型紙をアレンジしたりしても無駄になりません。
ちなみにこちらの商品は店舗では300円~400円程度で売られていました。
- 材質について
使われている材質についてちょっと調べてみたんですが、「ポリエステル」と「ポリプロピレン」って、マスクと同じ素材(不織布)で出来てるんですね(´・ω・`)へぇ
これなら代替品として期待できそう!
ちなみに不織布として使われている素材は他にも色々あるようです。
- 主な原料
不織布の原料には繊維に加工できるほとんどの物質を使用することができる。また、複数の原料を組み合わせたり、繊維長や太さなどの形状を調整することで目的・用途に応じた機能を持たせることもできる。
- アラミド繊維 - 強度や耐久性を要求される用途
- ガラス繊維 - 引っ張り強度を要求される用途
- セルロース繊維 - 風合いを要求される用途
- ナイロン繊維 - 強度と耐熱性を要求される用途
- ビニロン繊維 - 耐水性、耐候性を要求される用途
- ポリエステル繊維 - 風合いや耐久性を要求される用途
- ポリエチレン繊維 - タイベックなど。工業資材など耐久性を要求される用途
- ポリプロピレン繊維 - 衣料用や工業資材などで特に耐久性を要求される用途
- ポリオレフィン繊維 - メディカル用途。軽さを求められる衣類用途
- レーヨン繊維 - 吸水性が求められる用途
熱可塑性樹脂を不織布状に形成したものは、通気性を維持したまま布を接着するホットメルト接着剤として利用される。
- 低密度ポリエチレン樹脂 - 一般的な不織布用ホットメルト接着剤用途
- エチレン酢酸ビニル樹脂 - 一般的な不織布用ホットメルト接着剤用途
- 合成ゴム - 伸縮性や弾性を必要とする不織布用ホットメルト接着剤用途
- 共重合ポリアミド樹脂 - 接着強度を求められる衣料向け不織布用ホットメルト着剤用途
- 共重合ポリエステル樹脂 - 合繊(ポリエステル)衣料向け不織布用ホットメルト接着剤用途
他に、念の為に素材の厚みも確認してみる事にしました。
袋を開封してドライシートを確認してみると、マスク素材として十分な厚みが有りつつも、通気性や強度も申し分無さそうな感じです。
選定素材②
前項の無添加ドライシートですが、他の店で同シリーズの物を見つけました。
それがコレっ!
3M社製 住宅用掃除シート「無添加 厚手ふわふわドライシート」です。
こちらの表面には「赤ちゃんやペットにもやさしい!」と記載されており、製造上の衛生面がある程度担保されていると考えられるます。
しかし、前項の物と見比べた感じは全く同じなので、もしかして中身が全く同じなのでは?それとも柔らかさが違う?と謎な感じです。
ちなみにこちらの製品は一部のお店でしか取扱や販売がされていない様で、ネットでは情報が見つかりませんでした。
こちらの製品の裏側を見てみると、こちらも流動パラフィンが不使用と記載されていて安心です。
裏側に書かれている内容を前項の物と比較してみましたが違いが分かりません。
この無添加 厚手ふわふわドライシートの商品仕様を見てみると・・・
販売元 | スリーエム ジャパン株式会社 ホームケア事業部 |
品名 | 住宅用掃除シート |
品番 | FW-DSM20 D |
材質 | ポリエステル、ポリプロピレン |
サイズ | 約210mm x 約300mm(1枚あたり) |
枚数 | 20枚入 |
製造国 | MADE IN JAPAN |
枚数が違う以外は同じ物みたい・・・?
選定素材③:使えるかも?
無添加ドライシート以外でも使えそうな素材を探して見ることにしました。
ドラッグストアで見渡しながら探してみると、ドライシートの種類は豊富にあるのですが、殆どの商品は流動パラフィンが使われていました。
ただ、下記商品は薬剤が使われていない様で大丈夫そうでした。
株式会社ヒューリンク お掃除簡単 フローリングシート ドライタイプ(20枚)
この商品は厚手2層シートになっています。
裏側の成分を見てみると、薬剤が使われていない事が分かります。
また、この商品も日本製で、材質がポリエステルで出来ているようです。
袋自体の大きさは無添加ドライシートの3分の2ぐらいの大きさです。
製品の仕様は以下の通りです。
製品名 | お掃除簡単 フローリングシート ドライタイプ |
材質 | 不織布(ポリエステル) |
寸法 | 約200mm x 300mm |
枚数 | 20枚 |
製造国 | MADE IN JAPAN |
このフローリングシートは無添加シートよりも薄めで強度が足らなそうですが、材質や作り、手触りが良いのでこれで作るのも悪くないかもしれません。
ちなみに、流動パラフィンが使われている安価なフローリングシートとの比較も載せておきます。
こちらは価格相応に生地が薄く、頼り無さそうです。
選定素材④:使えるかも?
次は100円ショップのダイソーで使えそうなものを探してみることにしました。
一応マスク売り場も見てみたのですが、案の定スッカラカンで「入荷未定」と張り紙が書かれているだけです。
取り敢えず園芸コーナーを眺めていると・・・ありましたっ!
コレッ!
ダイソー 多用途不織布シート(約1.8 x 4m)
この多用途不織布シートは大きさが十分なので、不織布マスクが大量に作れそうですw
裏側に記載されている仕様も確認します。
品名 | 多用途 不織布シート |
大きさ | 約1.8 x 4m |
材質 | ポリプロピレン |
枚数 | 1枚 |
製造国 | MADE IN CHINA |
この不織布シートでもマスクは作れそうですが、衛生面についてはどうなのかな?と思います。
あくまでも園芸用品の商品なので、製造する上で衛生面を考慮して作られている訳では無いから気になります。
選定素材⑤:使えるかも?
他にも使えそうなものを探してみると、工具コーナーにも使えそうな物が有りました。
ダイソー 不織布ジャケット(汚れ防止用)
この不織布ジャケットは汚れ防止用として使うようで、この他にセット品として不織布ズボンと言う物も販売されていました。
裏側を見ると厚みも十分ありそうで、マスクの良い素材になりそうな気がしました。
こちらの不織布ジャケットの仕様も確認します。
品名 | 不織布ジャケット |
大きさ | 着丈 約73cm、身幅 約63cm、袖丈 約58cm |
材質 | ポリプロピレン、ゴム、ポリエステル、ナイロン、亜鉛 |
枚数 | 1着 |
製造国 | MADE IN VIETNAM |
仕様を見てみるとこれもマスク素材として加工出来そうです。
ちなみにこの商品を見て思ったのですが、200円商品でもそこそこ防塵効果がありそうなので、某クルーズ船を検疫するノーガード戦法の自衛隊や厚労省の方が着用すれば少しは感染を減らせたのでは?と思ったり、思わなかったり・・・w
選定素材⑥:使えるかも?
ネット通販のAmazon.co.jpや楽天市場で「不織布シート」と言うキーワードで検索してみると、それなりに使えそうな素材が結構出てきます。
これらの不織布シートでもマスクは作れそうですが、やはり園芸用や手芸用等の衛生品ではないため、製造上・使用上の衛生面については考慮されていないと思われますので、使用する場合には若干不安が残ります。
マスク作成上の注意事項
今回、こちらで紹介した素材でマスクを作る場合に関して、事前に注意事項をお知らせ致します。
用意する道具・材料
今回使用する道具や材料は次の通りです。
- ハサミ
- ホッチキス
- 輪ゴム
- マスクのフィルター素材
- アルコールスプレー
- マジック(必要に応じて)
- 消毒用ガーゼ(必要に応じて)
- マスクゴム(必要に応じて)
- アイロン(必要に応じて)
- アイロン接着テープ(必要に応じて)
上記の物を全て揃えなくても、上から4つ程あれば簡単にマスクを作成する事が出来ます。
作成後に使用感を試しながら、必要に応じて合わせてみると良いかと思います。
道具の消毒
自作マスクを作成する上で清潔な状態を保つため、予め使用する道具をアルコールスプレーで消毒しておきましょう。
口元を覆う衛生品ですので、不衛生な道具で衛生品を作るのは本末転倒になります。
この消毒はきっちり行って、清潔な状態で作業を行いましょう。
また、作成は手作業で行いますので、消毒前に手洗いも忘れずに行っておきます。
無料型紙のダウンロード
ネットには色々な型紙や作成方法がありますが、せっかくなので私も自作のマスク型紙をデザインしてみました!
無料配布致しますので、気に入ったら使ってやって下さい(*´ω`*)
※紙に印刷した物の無料配布は許可しますが、作成方法や型紙の再配布や転載、販売等は許可しておりません。また著作権は当方に帰属します。
使用方法はダウンロードの文字列を右クリックして保存して、ダウンロードしたPDFファイルをA4用紙に印刷すると型紙として使えます。
A4サイズ:1セット用
A4サイズで一枚まるごと使ったパターンとなります。
ただ、これは余白の無駄が多いですね(;´∀`)
A4サイズ:2セット用
こちらはA4サイズで2セット作れるパターンです。
こちらは無駄をかなり減らしてみました(*´ω`*)
型紙を切るのが簡単な角張った角型パターンと、プリーツ型の丸みを付けた丸形パターンをデザインしてみました。
マスクの作成方法
マスクの作成方法ですが、今回は動画と写真解説を用意しました。
作成自体は難しくは無いですが参考にどうぞ。
動画での作成方法
写真での作成方法
今回使う型紙は「A4サイズ:2セット用」です。
最初に型紙をコピー用紙に印刷するのですが、1つ注意事項として下記の部分の設定を変更して下さい。
ページの縮小 - 縮小の種類:なし
上記の設定を「なし」に変更しないと型紙が余白分、小さくなってしまいます。
ただし、余白なし印刷を行うと以下のように余白部分が印刷されなくなる場合がありますが、型紙として使う分には支障はありません。
印刷した型紙を先に沿ってハサミで切っていきます。
余白部分も気にせずにカットします。
型紙のカットが出来たら無添加ドライシートを広げます。
ちなみにこの無添加ドライシートですが、模様をよく見ると「3M」と書かれていて面白いです。
型紙を配置して、カット部分を合わせます。
ハサミで型紙に合わせて無添加ドライシートを切っていきますが、マジック等を使わずともフリーハンドで十分だと思います。
丸形パターンのカットが完了したので並べてみました。
多少雑ですが、使い捨てには十分です。
ついでに、丸くカットするのは手間な人用の角型パターンでも作ります。
こちらは直線なのでカットが簡単です。
型紙通りに無添加ドライシートをカットして並べてみました。
パターンのカットが完了したら2枚を重ねてホッチキスで留めていきます。
角型パターンも同様に2枚重ねてホッチキスで留めていきます。
2枚重ねてホッチキスで留めた状態です。
ホッチキスをちょっと使いすぎかも・・・?
ここは糸で縫ったり、アイロン接着テープ等の方がコスパが良さそう(;^ω^)
次は輪ゴムをマスクに付けていきます。
輪ゴムを2つ用意して結びます。
マスク端の上下部分に2箇所ホッチキスで留めます。
ホッチキスで止める際は、針が外側に向くようにした留めた方が安全かと思います。
完成丸形パターンが以下の写真です。
同様に角型パターンの完成版です。
うん、簡単ですね(*´ω`*)
多少、耳にかける部分のホッチキスの留め強度が弱そうな気がしますので、2重にホッチキスで留めるか、もしくはマスク端を曲げてから輪ゴムを包むようにホッチキスで留めれば良いかもしれません。
市販マスクとの比較しての使用感
では早速、市販のマスクと比べて見たいと思います。
装着感
この自作マスクですが装着して一番目に気づくのが、
「あっ、市販のマスクと同じ匂いがする・・・」
でした。
これ重要(´・ω・`)
もし素材が臭かったら装着したくないですねw
マスクと同じ素材だから同じ匂いなのかも?
ちなみに今回は輪ゴムを使って作りましたが、作る前に心配していたゴムで髪が巻き付いたり、引っ張りが強すぎたりもあまり無く、市販マスク同等に丁度良い固定具合になりました。
肌触り
無添加ドライシートの生地が少々固めな感じがします。
自分ではあまり気になりませんが、肌が弱い人はガーゼを挟むと良いかもしれませんね。
通気性
市販マスクと同程度かすこし少なめ位かと思います。
ただ、呼吸しても苦しくないので、十分使える範囲だと思われます。
見た目
市販のマスクには敵いませんが、十分マスクとして見えるのでOKです。
実際に装着した見た目は次のとおりです。
マスクを装着して前から見た所です。
丸形パターンを斜めから見た所です。
こちらは角型パターンです。
ちゃんと「マスク」って感じが出ています♪
なお、人様にお見せ出来る(´・ω・`)ではないので、写真にボカシを入れさせて頂いておりますw
キッチンペーパー型マスク
そういえばキッチンペーパーで作るマスクがニュースになっていましたね。
この無添加シートでも作れるかも!?
【医師監修】売り切れ時の代用品に!手作り使い捨てマスクの超簡単な作り方 | CHINTAI情報局
最近、新型コロナウイルス関連肺炎の影響によってマスクが品切れ状態の店が続出し、お困りの方もいるのではないだろうか。 そこで、今回は緊急企画として「身近な材料で簡単にマスクを手作りする方法」をご紹介。作り方や使い方は、Twitterで医療ニュースなどを発信している医師のおると先生に監修していただいた。
って事で、せっかくなのでキッチンペーパーで作るマスクの織り方を参考に、無添加ドライシートでもマスクを作ってみました。
それがこちらっ!
このマスクは無添加ドライシート1枚を半分に切ってから作りました。
こちらも実際に装着してみました。
見た目は少々小さいかも?と思いましたが、実際に装着すると・・・うん悪くない。
ちゃんと鼻や口元を覆っており、隙間もある程度塞ぐことが出来ています。
素材選択のメリット・デメリット
最後に、今回の素材を使ったメリットとデメリットを考えてみました。
メリット
この素材をマスク用として選択したメリットとしては、もし数が余ったとしても本来の使い方である床掃除シートとして使えることです。
また、市販マスクの裏側用フィルターや、空気清浄機や換気扇のエアフィルターの代替品としても使えそうだと思いました。
デメリット
この素材は肌に直接触れる場合、多少肌触りが強い気がしますので、もしかしたら肌荒れ等になる可能性があります。その場合はガーゼ等を一枚当てておきましょう。
また、マスク性能がどの程度あるか未知数です。
防塵マスクのフィルター用として
話がそれますが、防塵マスクのフィルター用に結構使えそうな気がします。
この防塵マスクは次のようなタイプです。
防塵マスクに交換用フィルターが数枚付いていますので、それから型紙を取ってから無添加ドライシートでフィルターを作ればコスパが結構良さそうだと思いました。
防塵マスクなら消毒して何度でも再利用できますし、それにフィルター性能は枚数を重ねる事で上がりますしね。
ちなみにダイソーマスクの性能比較を実際に実験された方がいらっしゃいますので、ご紹介しておきます。
100円ショップのマスク性能を測ってみた【番外編1】|【放射能測定 1日1品】家庭菜園 作物 土壌 市販食品など
100円ショップのマスク性能を測ってみた【番外編1】
2013.03.20(22:15)
▲マスク調査第3段です。継続読者の方、前半は同じ内容なので読み飛ばして下さい。
3月10日の予告からかなり時間を要してしまいました。どのように実験したら良いのか試行錯誤の連続でした。我々は、マスクの専門家ではありませんのであくまでも、変わり者の気まぐれ実験として見て下さい。(従って、実験結果や実験精度、文章になんら当社は責任を持ちません)
まとめ
マスクを自作する前は作るが面倒だなと思っていましたが、素材を考えながら作るのは結構楽しくて、しかも簡単に作れて案外面白かったです。
今回のマスクの名称は「無添加マスク」と呼んで良いかもw
ちなみに今回は自作マスクで予防対策を考えましたが、感染した場合に備えての感染を広げないようにする対策も少し考えてみました。
再感染の原因となりやすいのは台所やトイレ、お風呂等の水回りだと思いますので早めに掃除をしておき、さらに排水溝を排水パイプ用クリーナー等で洗浄・除菌をしていた方が良いと思います。
また、トイレの水周りからのお釣りで再感染する可能性も踏まえて、液体ブルーレットおくだけやブルーレット ドボンなんかも設置していた方が良いのかもしれません。
そういえば手指消毒用アルコールスプレー等も売り切れていますが、替わりになるか怪しいですがトイレ用除菌アルコールスプレーなんかが非常に強力な除菌性能がありますね。
こちらは品不足にならず普通に売られていますが、あくまでもトイレ用なのでアルコール濃度が高すぎて手指消毒には向かないと思います。
また、界面活性剤等の添加物も入っていますので、非常時以外は本来の使い方であるトイレ用として使ったほうが良いと思います。
他にアルコールスプレーの代替品の盲点としては、衣服用除菌スプレーや車内用除菌スプレーなんかもありますね。
こちらは手指消毒用には使えないと思いますが、室内用で使う分には効果があると思われます。
以上、自作マスク+αのご紹介でした。
今回作成したマスクなら、素材が沢山売られていて簡単に作れますので、現在のマスク不足の一助となれば幸いです。
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