先日やっと新PCが出来上がったてOSもWindows10にしたのですが、ついでに旧PCのOSもWindows7からWindows10にアップデートすることにしました。
Windows10へのアップデートはすんなりいけたのですが、何故か他のPCやAndroidとファイル共有が出来なくなってしまいました。
原因を探ってみると、Windows10へのOSアップデートや通常のアップデートでもファイル共有が出来なくなる事例が多いらしく、アップデート=繋がらないのはデフォらしいとの事。
今回、いろんな解決策を試したのですが非常に時間が取られたので、私のやり方で解決出来た方法を備忘録として記載しておきます。
ちなみに、今回の繋がらない原因は2017/09/13にあったWindows Updateの「Windows10 Fall Creators Update(1709)」が関係してるらしいです。
Windows10を使いだして数日後
新PC用に導入したOSのWindows10ですが、数日使ってみたのですがほんと使いにくいですね・・・。
慣れていないのもありますが、UIの見た目に反比例して作業性が非常に悪くなっており、事務作業を行う場合の作業効率がガタ落ちです。
また、トラブルも多くネットワークが繋がらない始まり、再起動の度にデスクトップの配置がバラバラになったり、起動時間するまで10分程度掛かったり、長時間起動しておくとモニターの信号が出来なくなったり・・・と。
ありえないレベルで不具合が出るので正直失敗したかも・・・(;´д`)トホホ…
では気を取り直してWindows10でのネットワーク共有のやり方をご紹介!
なお、この記事は以前ご紹介したAndroidアプリ「Sweet Home WiFi」に関連した内容となっていますが、他のAndroidアプリや古いNAS等でのファイル共有をする場合も有効な方法だと思われます。
写真をAndroid端末からパソコンへ自動転送する方法! Sweet Home WiFi Picture Syncの使い方
撮影した写真をパソコンに転送する際、スマホにUSBケーブルを挿してからパソコン上の操作で写真をコピペして・・・皆さんはこの転送する手順が面倒だなと思った事はありませんか?私は非常に面倒だと感じます。そこで今回ご紹介するのは「Sweet Home WiFi Picture Sync」と言うAndroid用アプリです。このアプリを使用するとスマホで撮影した写真を、充電をトリガーとしてパソコン内に自動で転送してくれる非常に便利なアプリとなります。これでワザワザ操作する必要なく写真の転送ができちゃいます♪
ファイル共有ができない原因は?
私の環境では、アップデートする前のWindows7では問題なくAndroidからファイル共有(ファイル転送)が出来ていました。
しかし、OSのアップデートでWindows10(1709)にしてからは他のWindows7をインストールしているパソコンとはファイル共有が出来るのですが、Android端末とのファイル共有が全く出来なくなりました。
これはクマッたクマッた(´(ェ)`)
で原因を探って見たところ「SMB1.0」というキーワードが気になりました。
この「SMB1.0」とは何か?ですが、「SMB=Server Message Block」の略で、 Windows間のファイルやプリンタを共有する際に使われているプロトコルらしいとの事です。
なんでも、近年猛威をふるっていたランサムウェア「WannaCry」が、SMB1.0の脆弱性を突いた攻撃をしていた為、Microsoft社がWindows8以降のバージョンではこの機能をデフォルトで無効にしているとの事です。
という事は、いつも使っていたWindows7ではSMB1.0が有効化されているので普通にファイル共有が出来ていましたが、 新OSであるWindows10では無効化されている機能なのでAndroidとのファイル共有が出来ないのでは?と考えました。
SMB機能の有無を調べる
SMB1.0はデフォルトでは無効になっているそうなので、実際にその機能の有無を調べてみたいと思います。
確認するためにWindowsのスタートメニューから「Windows Power Shell(管理者)」、 または「コマンドプロンプト」を右クリックして管理者権限で起動させます。
私はコマンドプロンプトの方が慣れているのでそちらを起動しています。
ちなみに、コマンドプロンプトの起動は検索メニューから「cmd.exe」と入力しても呼び出せます。
SMB機能の有無を確認する為に、次のコマンドを入力してエンターを押します。
sc.exe qc lanmanworkstation
すると、以下の様に稼働サービスが表示されますのでその中に「MRxSmb20」が有効になっている事が確認できます。
※「MRxSmb20=SMB2.0」の意味です。
SMB1.0を有効化する
SMB1.0が無効化されているならそれを有効化してみます。
それではSMB1.0を有効化するために、次のコードを入力してエンターキーを押します。
sc.exe config lanmanworkstation depend= bowser/MRxSmb10/MRxSmb20/NSI sc.exe config mrxsmb10 start= auto
SMB1.0を有効化した後、再度SMB機能の有無を確認します。
sc.exe qc lanmanworkstation
すると、今度は「MRxSmb10」が表示されているのでSMB1.0が有効化している事が確認できました。
SMB1.0を無効化する場合
前項ではSMB1.0を有効化しましたが、もしSMB1.0の機能が不要になってこの機能を無効化する場合は、以下のコードを入力する事で機能を無効化することが可能です。
sc.exe config lanmanworkstation depend= Bowser/Mrxsmb20/NSI sc.exe config mrxsmb10 start= disabled
無効化されているかSMB機能の確認を行います。
sc.exe qc lanmanworkstation
すると「MRxSmb10」が無効化された状態になり、「MRxSmb20」の機能のみ有効化された状態になります。
SMB 1.0/CIFSサーバーの有効化
SMB1.0の機能の有効化しただけではファイル共有が出来ませんので、次はSMB1.0のファイルサーバー機能を有効にする必要があります。
ファイルサーバー機能はWindows機能に含まれていますので、次のように操作してSMB1.0のファイルサーバー機能を有効化します。
まず、Windowsスタートメニューから「PC設定」を開き、「アプリ」をクリックします。
次に「アプリと機能」の右側にある「プログラムと機能」をクリックします。
プログラムと機能画面が表示されますので、その画面の左側にある「Windowsの機能の有効化または無効化」をクリックします。
「Windowsの機能」が表示されますので、右側のスライドバーを真ん中辺りまで下げます。
機能の中に「SMB 1.0/CIFS ファイル共有のサポート」が有るはずですのでその機能を探します。
「SMB 1.0/CIFS ファイル共有のサポート」が見つかったら左のチェックボックスをクリックしてサブメニューを開き、その中の「SMB 1.0/CIFS サーバー」にチェックを入れてOKを押します。
もし「SMB 1.0/CIFS Automatic Removal/クライアント」にチェックが入っていない場合はこちらもチェックを入れておきます。
設定が完了したら機能を有効化する為にパソコンを再起動して完了です。
まとめ
以上の手順でSMB1.0の有効化設定を行うことで、以前同様にファイル共有が出来るようになっていると思います。
以前ご紹介したAndroidアプリの「Sweet Home WiFi Picture Sync」で確認して頂ければ、以下の様にファイル共有が使えるようになっていると思われます。
本来であればSMB2.0対応のファイル共有やファイル転送ソフトを使ったほうが良いのですが、残念ながら「Sweet Home WiFi Picture Sync」では非対応なので今回はSMB1.0を有効化して対処することにしました。
いずれSMB2.0対応の似たようなアプリを探して代替しようとは考えています。
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